そこで、合意を形成したコミュニティ(アフィニティドメイン)の内部に情報の所在管理センタ (レジストリ)を設置し、実際の情報は提供する各医療機関が保管 (リポジトリ)しておき、患者の情報の所在がわかれば、そこから情報をいつでも引き出せる(コンシューマ)仕組みをつくることができます。
XDS統合プロファイルは、所在管理台帳(レジストリ)、提供共有情報の保管(リポジトリ)というアクタで情報共有する基盤を構築しています。その他ポイントツウポイントの通信で相手にドキュメントを提供する方法(XDR)や可搬媒体によってドキュメントを届ける仕組みもあります(XDM)。
患者 ID は、各医療機関の患者 ID の提供元 (患者 IDソース)によって中央にある患者 ID相互参照マネージャに登録され管理されています。マネージャは、各医療機関からの患者 ID を相互にマッピングします。各医療機関の患者ID利用者(コンシューマ)はマネージャに問い合わせ、自病院の患者IDから医療連携するコミュニティ全体のIDを知ることができます。このプロファイルは、患者ID相互参照・統合プロファイル(PIX)と呼ばれています。また、患者名、生年月日などの基本情報から、患者 IDを知ることのできる統合プロファイル(PDQ)があります。