このプロファイルに関係するシステムは部門の画像処理システムと医療機関全体の画像分散システムで、次のようになります。
関係するシステムは可搬媒体への書き込み、読み込みを行うために次のようになります。
前提条件として患者情報が取り込みを行う施設のシステムに登録されていること。取り込みはHIS・RIS で予めオーダを発行する方法と医事システム、HISに患者情報を問い合わせて情報を取得して取り込む方法とがあります。 オリジナルの情報を残し、自施設での運用に適応した情報に書き換えることを可能にしています図13。
関係するシステムは可搬媒体への書き込み、読み込みを行うために次のようになります。
マンモグラフィーは画像のデータ属性が医療機器メーカー毎に異なり、一般的な画像表示レイアウトが適応しない特異性があります。 また、専用のワークステーションで用いられる表示処理機能やCADを含むワークステーションとの組み合わせで診察するなど、相互運用可能なデータオブジェクトをサポートします図14。
このプロファイルに関係するシステムは部門の画像処理システムと医療機関全体の画像分散システムで、次のようになります。
統合プロファイル | 略 語 | 解 説 |
放射線科情報へのアクセス | ARI | 他の部門から放射線科の情報(画像、読影レポート等)にアクセスするための手順を規定した統合プロファイル。 |
監査証跡とノード認証 | ATNA | ノード(実装されている装置)間の相互認証を行い安全性を維持する。個人情報に関わる監査証跡を残す。 |
会計処理 | CHG | 部門システムのスケジュール管理(オーダ受け)システムと医事会計器(Charge Processor) の間で情報を交換する。 |
エビデンス文書 | ED | ワークステーション、撮影装置で作成される測定結果などの非画像情報、例えば診断の根拠となる情報を生成、保存する機能。 |
フュージョン画像 | FUS | 複数の機器から画像を収集し、レジストレーション、ブレンドによって融合された画像の表示を行う。 |
核医学画像 | NM | 投与された放射性物質 (RI) の体内での分布やこれをトレーサとして測定した代謝量、血流量を表す画像。 |
後処理ワークフロー | PWF | 検査画像に対する各種の画像処理などの後処理のワークフローである。CT画像データなどの3次元画像処理などが想定されている。 |
複数検査手続きの一括撮影と表示 | PGP | 複数検査手続きを一括撮影し、表示の際には手続き単位にできる仕組みを実現した統合プロファイル。 |
報告書ワークフロー | RWF | 報告書にまつわる業務の流れを 13 のユースケースに基づき記述している統合プロファイル。他の統合プロファイルと連携・整合を保つよう工夫されている。 |
画像・数値を含む報告書 | SINR | DICOM SR 規格に基づく報告書作成のための統合プロファイル。報告書は正式の診断報告書に入力することができるので、情報の再入力が避けられる。 |
教育・臨床トライアル用データ出力 | TCE | 臨床データから匿名化を行い教育用・臨床トライアル用のファイル出力を行う。 |
施設間画像データ共有 | XDS-I | 医療施設間で画像データを共有する仕組みを提供。インデックスをレジストリで保存、リポジトリで画像本体を保管し画像データソースの所在管理を行う。 |