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第IV編 相互運用性普及への課題
3.6 株式会社イメージワンのIHE-Jに対する方針や方向性

【IHE-Jに対する取り組みの経緯と現状】

放射線科の画像保管・配信システム(PACS)としては、DICOM規格対応を基本とし、IHE-Jガイドラインの要求に応える形での機能追加を含む実装を行っています。

IHE-Jのガイドラインに従った機能の実現だけでなく、実際に使用したときのパフォーマンスにも十分配慮した実装を心がけ、現場で使えるIHE-J対応システムに仕上げています。

今後は放射線科から他科への情報配信関係を充実させることにより、マルチベンダーによる電子カルテ普及に寄与できると考えています。


【標準化や相互運用性への取り組み、対応】

DICOM規格への迅速な対応は、病院内画像情報システム構築のための要素技術として捕らえています。画像情報の発信基となる放射線科は、DICOM規格にて統一されてきましたが、病院内はまだIHE-Jによる標準化が始まったばかりと認識しています。

DICOMへの迅速な対応実績として、2003年1月には、放射線科モダリティのEnhanced CT Image Storage、生理検査モダリティの12-lead ECG Waveform Storage、General ECG Waveform Storage、レポートの院内配信向けとして2005年7月にEncapsulated PDF Storageに対応し、放射線科の画像情報を病院の情報資産としての活用案を提案していきます。