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平成17年度実証事業の実施概要

平成17年度実証事業 実施概要図

  ⇒ 平成17年度実証事業のシステム連携

(1) 放射線部門における相互運用性完結を目指した実装

現在稼動中のシステムにおける情報連携の構築状況は、IHE-Jの委員会により平成16年秋までに、放射線部門を中心に国内の臨床適応に関する検討が完了していた、電子カルテ(いわゆる上流側)から、部門システム(下流側)に伝達される指示情報の連携に特化していた。
本事業では、IHE-Jを用いた放射線部門における相互運用性の完結に向け、新たに放射線部門内における相互連携や、外部医療機関との連携、放射線部門内で発生した検査の結果(画像や報告書等)など、上流側への情報の戻りも含めた形で実装を進め、放射線部門における相互運用性の完結を目指した。

(2) ショウルーム機能の継続と充実

単なるシステム稼働の実証のみならず、現実に医療機関で導入する場合、実際にどのような問題点をクリアしなくてはならないかを、明確でリアルな事例として、リアル・バーチャルの両ショウルームにより、情報発信している。
本事業では更に、現在の実装を補完する形で実施される事業について、リアル・ショウルームでの見学が可能な現在の体制を維持するほか、相互運用性普及委員会からの助言を反映して開設した、バーチャル・ショウルームについては、「見やすく・情報を得やすい形」にリニューアルし、より多くの関連情報を、導入検討を希望する医療機関に向け発信可能な体制として、その充実を図る。
  ⇒ リアル・ショウルームについて
  ⇒ リアル・ショウルームの見学方法

(3) 委員会の設置

本事業の円滑な推進と、技術的実装状況の確認や事業の質的向上を目指し、指導や助言を得るために、IHE-Jガイドラインの技術的知識に長けた外部の有識者による実装検証委員会を組織し、本事業で得られた知見の公開方法など、多くの助言や指導を受けると共に、最終的な実装状況の確認が実施された。
  ⇒ 実装検証委員会について