HOME > 事業成果報告書 > 第IV編 相互運用性普及への課題 > 3.4 株式会社日立メディコのIHE-Jに対する方針や方向性

第IV編 相互運用性普及への課題
3.4 株式会社日立メディコのIHE-Jに対する方針や方向性

弊社は、国内の総合医療メーカとして、システム標準化や相互接続性標準化の技術は重要なものとして位置づけております。

特にIHE-Jはシステム間の相互接続性において重要な活動と認知しており、2002年度から継続して国内外のコネクタソンに参加し、国内メーカとしてはトップクラスのゴールドスターを取得しました。

X線装置、CT、MR、US装置などのモダリティをはじめとして、PACS、レポートシステム、放射線情報システムなどの医療情報システムに対して、医療情報の標準化に積極的に取り組んでおります。

本経済産業省プロジェクトには、昨年度に引き続き、レポートシステムで参加させていただき、実証検討を行うことができました。本プロジェクトの結果が、医療情報の標準化モデルとして広く認知され、今後多くの病院施設で、マルチベンダー環境での接続の容易性をご理解いただき、多くの施設で適用されることを期待いたします。

今後は、Radiorogyドメインに留まらず、IT Infrastructureドメインの統合プロファイルの実装も積極的に進めて参ります。

「Evolution for You at Integrated Solution」、より多くのベンダがIHE-J統合プロファイルに適応した製品を提供し、医療機関にとって従来にない「Evolution」を実感していただけることができることを願うと共に、われわれ日立メディコは今後とも積極的にIHEへ対応した製品、システムをご提供いたします。