稼働環境については、現有稼働中の中央放射線部ネットワークと情報システム室の電子カルテネットワークを使用した。

また、本事業に必要な基本的情報システムは、全て埼玉医科大学総合医療センターの設備を利用した。ただし、臨床稼動が困難なレポーティングシステム等については、担当社の用意したシステムに実装を実施した。

（１）実証に使用したシステムの稼働環境図

以下に、使用したシステムの構成図を示す。
本実証事業においては、電子カルテ側のセグメントについて、新たにシステムを設置せず、放射線部側のセグメントのみで実施している。

なお、本事業終了後の臨床稼動に関しては、電子カルテからのトラフィックが増大すると予測される、画像配信系のサーバは、電子カルテシステム側のセグメントに設置し、Layer3/SWによるトラフィックの損失に配慮した構成とする予定である。

（２）本事業で使用されたハードウエア・ソフトウエア一覧

表２.１に、使用するハードウエア（機器）の名称及び、使用するパッケージ（ソフトウエア）の名称を示す。

ハードウエア・ソフトウエアの一覧は、本事業に使用した埼玉医科大学の機器・機能を含むため、実証専用という位置付けではない。
ソフトウエアの一覧は、実証事業に使用した埼玉医大で保有する機能を含む。

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